正直に書きます。この記事を書いている時点で、エルピーペイ合同会社には受注実績がひとつもありません。売上もゼロ円です。会社を作ったばかりで、営業らしい営業もまだできていません。普通に考えれば、こういう状態のときは「とにかく早く形にする」「実績を作るために安くてもいいから受注する」というのが定石だと思います。それでも、自社サイトも含めて技術構成は妥協しませんでした。今回は、その理由と、今の正直な状況について書いておこうと思います。
なぜ最初からWordPressを選ばなかったのか
実績がゼロの会社にとって、一番怖いのは「見た目は普通の制作会社に見えるのに、中身が伴っていない」と思われることです。WordPressは圧倒的に事例も情報も多く、正直こちらの方が最初の一社目を取りやすかったかもしれません。テンプレートも豊富ですし、知り合いのエンジニアに頼んで数日で形にすることもできたと思います。
ただ、自社サイトを含めて最初からAstro+Cloudflare Pagesという構成にしたのは、単純な話で、自分たちが「なぜこの構成が良いと考えているか」を、実際に自分のサイトで体現していないと説得力がないと思ったからです。ブログで散々「表示速度が大事」「静的サイトの方がセキュリティ面で有利」と書いておきながら、自社サイトがWordPressで表示速度もそこそこ、という状態では、正直誰にも信用してもらえないだろうと考えました。
実績がない代わりに、数字は全部出す
実績(過去の制作事例)がないなら、代わりに何を見せればいいのか、というのはずっと悩んでいる部分です。今のところの方針は「自社サイト自体の数字を全部公開する」ことです。PageSpeed Insightsのスコア、LCPの実測値、構成にかかったコストなど、隠さず出しています。過去の実績で信頼してもらえない以上、今この瞬間に見えているサイトの品質そのものが唯一の証拠だと思っているからです。
これが正しいやり方かどうかは、正直まだ分かりません。実績ゼロの会社の言葉より、老舗の制作会社の「導入実績50社」の方が信用されるのが普通だと思います。それでも、今の自分たちにできることは「今出せる情報を全部出す」ことくらいしかないので、しばらくはこのスタンスでやってみるつもりです。
今、正直に迷っていること
一つだけ迷っていることを書いておきます。今のところ、営業活動らしい営業活動をほとんどしていません。ブログとサイトを整えることを優先していて、それが「案件を取りに行かない言い訳」になっていないか、自分でも時々不安になります。技術やブログの質を上げることと、実際に案件を獲得することは、当然ながら別の話です。このバランスをどう取るかは、まだ答えが出ていません。
実績がないなら、今見えているものを整えるしかない
過去の実績で語れない以上、今この瞬間のサイトの品質と、発信している情報の正直さでしか信頼を積み上げる方法がありません。この記事自体も、その積み上げのひとつのつもりで書いています。次に振り返ったとき、この状況がどう変わっているか、また書こうと思います。